意匠設計とは

意匠設計とはどんな業務?

意匠設計は、大きく分けて基本設計と詳細設計に分かれます。
基本設計とは施主から要望を聞き取り、それを反映し大まかな形状や間取りに表現したものです。
ここで大事になってくるのは施主の要望が詰め込まれているか、予算内で成立しているか、建築基準法に適合しているかの3つです。

造形などの外観、階数、高さ、大枠の面積も基本設計で決定します。
もちろんある程度の変化の自由度は残しておいた上で、設計する建築物の方針を決めることが目的となります。

施主が基本設計の計画と予算に合意し、契約を交わしたあと詳細設計に入ります。詳細設計はコンセントやスイッチの高さや位置に至るまで工事する全てのものについて決定し、図面とします。
とにかく全て決定するため、詳細設計に費やす時間は基本設計に対するものよりも長くなります。
また、建築の細かい収まりなども熟知していることも必要です。

部材同士の取り合いなど、膨大な設計だからと言ってここで手を抜いてしまうと良い基本設計は台無しになってしまいます。
1/1の対象物と向き合い、職人のように線を丁寧に引いていくことで良い設計に仕上がります。

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